「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

文月の出来事
寺田 早輪子
(2012/07/12)


仙台放送に入社したのは文月の、7月1日。
私は中途入社なので、7月に仙台でのアナウンサー生活をスタートさせました。

入社試験を受けたのはついこの間の出来事のようですが、あれからもう8年になるなんてビックリ!

入社試験というと、よく「1分間で自己PRしてください。」という出題があります。
これがなかなか難しい。
みんな、何とか試験官の印象に残るようにと、考え抜いてくるわけですが。

新卒採用で、面接を受けまくっていた頃。
とある企業の集団面接で、とても印象に残る自己PRをした男性がいました。

「僕は、例えるなら『おでん』のような人間です!まず、穴のあいた望遠鏡のような『ちくわ』。
僕はちくわのように先を見通せる先見性があります!」

「そして、よく味のしみこんだ『大根』。僕は大根のように人の話をよく聞いて、吸収します!」


私は思わず試験官ではなく、「おでん」の彼の顔をのぞきこんでしまいました。
かなり練りに練ったスピーチ。
その場の空気を、「おでん」の彼に持っていかれたと感じました。

試験官だけでなく、一緒に受験した学生の印象にも残っている、「おでん」の彼。
インパクト大な自己PRでした。

☆久しぶりに写真を載せてみました。息子とお散歩です。

続いては、私のカメラテストで試験官だった浅見アナウンサーです!




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