「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
ゴールデンウイーク
佐藤 拓雄
(2009/04/28)
数えてみると、仙台放送に入社してから17回目のゴールデンウイークを迎えることになります。この17回、一度もカレンダーどおりに休んだことがありません。
と言うと、お忙しいんでしょうね…という声が聞こえてきそうですが、そういうわけでもありません。忙しくても忙しくなくても、常にゴールデンウイークのお休みは土日だけ。忙しいからゴールデンウイークがないのではなく、テレビ局は、もともとカレンダーどおりの休みということになっていないのです。
理由はよく分かりませんが、民放テレビ局の番組編成は、土日は平日と違いますが、祝日は平日どおり。ですから、僕たちも、祝日は平日どおりに仕事をすることになります。なので、ゴールデンウイークといえども、土日以外はいつもどおり、明日29日も、僕にとってはいつもの水曜日です。
ただし、この「祝日は平日」、ニュースの番組上には、いろいろ影響があります。例えば、官公庁はお休みなので、官公庁発のニュースは祝日はまずありません。企業や学校もお休みですから、「世の中」の動きがあまり多くありません。休日の人は遊びに出かけていたり、普段は夕方のニュースの時間には仕事をしているという人が家にいたりします。ニュースがなくなることはありませんが、いろんな意味で、平日とは違います。それでも、テレビ局は「祝日=平日」。少なくとも僕が知る限りずっとそうです。
ちなみに、NHKは「祝日は祝日」という番組編成。僕たち民放テレビ局でも、報道と番組制作以外の部署は、「祝日は祝日」として休みをとっています。
次回は浅見さんです。浅見さんのゴールデンウイークは?