「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

バーゲンと言えば
佐藤 拓雄
(2009/06/24)


先週金曜日、「親知らず」を抜きました。スーパーニュースを休んだのはそのためです。先月29日にも同じ理由でお休みさせていただきました。なにしろ、「埋伏歯」といって、生えてこないため、かかりつけの歯医者さんではダメで、平日しかやっていない大病院での抜歯になってしまいました。それなりに腫れ、それなりに痛かったです。特に今回は週が明けても鈍い痛みが続きました。しかし、これで、晴れて、悩ましい親知らずとはさようならです。やれやれ。

さて、バーゲン。
初めて一人でバーゲンに行ったのは、高校1年か2年の夏だったと思います。1984年か85年ごろ、バブル前夜ないしバブル初期ですね。もはや死語ですが、「DCブランド」という、ブランド物の服を、こぞって着ていた時代です。今思うとどこがカッコよかったんだろう?と思うようなものばかりで、しかも、これが結構な値段。どうってことないTシャツが1万円ぐらいしたりとか。で、そのDCブランドの服がバーゲンでは半額!渋谷、原宿あたりでは行列ができたんですよ。
そんなわけで、高校生の僕も、バーゲン初参戦。「POPEYE」だったか「HOTDOG PRESS」だったか忘れましたが、バーゲン情報を仔細にチェックし、なけなしの1万数千円をもって、いざ原宿へ。まあ、すごい人出だった、というのが一番印象に残っていることです。バーゲンに行かなくなって久しいですが、今でもあんなに混むんでしょうか。猫も杓子もバーゲン、バーゲン。お祭り騒ぎです。
もう一つ、ショップによっては、店員が店の外に出て、大声で「安いよ安いよ」みたいなことをやっていたのも、いまだに強烈な記憶として覚えています。叩き売りじゃないんだから。もうちょっと品よくやってほしいものです。でも、そういう店員さんが「メンズ○○のジャケットが1万円!」とか言ってて、そこに人が群がっていると、もう何が安くてお得なのか分からなくなってくるんですね。みんなが熱に浮かされたような状態、そして、すごいエネルギー。バーゲン恐るべしです。
大混雑の中ゲットした「戦利品」がなんだったか、もうすっかり忘れてしまいました。
こんなことを何回繰り返したのか、そのうち、バーゲンは疲れるだけ、と全く行かなくなりました。それが大人になるということなのでしょうか(笑)

次は早坂アナウンサーのバーゲン話です。

戻る

アナウンサーTOP
HOME