「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

自由研究
金澤 聡
(2009/07/28)


キャンプにプールに海水浴、肝だめしに花火大会などなど夏休みはイベント満載でパラダイス!
ほぼ毎日太陽の下で遊びほうけて、今の3倍(!)は日焼けしていた少年時代の夏休み。
しかし、そんな金澤少年を憂鬱な気分にさせたのが「自由研究」。与えられたものだけをやってしまえばいい宿題と違い、『自由』ときている。『自由』って?じゆう?ジユウ?金澤少年の頭の中はグルグルと色なものが回っていました。
10歳前後の子供の裁量に任せる宿題ですから、当時から"発想"とか"独創"とか苦手だった私にとっては相当な悩みの種でした。
「研究」ですから毎日継続的に考察できるものでなくてはいけない、しかし、あまり手間がかかるのはちょっと遠慮したい…。よこしまな金澤少年がたどり着いた先は、『カビの研究』でした。
なぜか、研究の材料は、"食パン" "まんじゅう" "大福"でした。

8月×日 3つともまだカビは生えていない。
8月△日 3つともちょっと乾燥してきたので霧吹きで水をかけた。
8月□日 食パンに紺色のカビが少し生えた
8月○日 まんじゅう、大福に同時にカビが生えた。
結果、食パンが一番早くカビが生えた。

ひどいものです。何の『結果』なんだという研究でした。
このあたりからでしょうか、私の理系離れが始まってしまったのは…。
*よいこのみなさんはマネはしないように

次回は、佐藤拓雄アナウンサーです。私個人的な話ですが佐藤アナのブログ「育休中」を読みながら毎回「うん、うん」と頷いている一人です(笑)


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