「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
お盆の思い出
(2009/08/10)
唇を蚊に刺されました。
まだお盆には入っていないですが、最近の話です。
これまでお盆の時期は、両親の実家に帰省したり、海外へ単身赴任していた父を訪れたり、部活したり、勉強したり。色んな場所に行きましたが蚊って、当たり前ですが大体どこにもいますよね。
蚊は手や足を刺すものだと理由なく信じていましたが、違いました。
痒くてしょうがないので、虫刺され薬を塗ることに。取扱説明書には、「目に塗るな」とはありますが「口に塗るな」とは書いてありませんから大丈夫、躊躇なく塗りこみました。
ただ、薬が取れてしまわないためにも、飲食はもちろん舌なめずりや唇を動かすことも極力少なくしなくてはいけないのです。それに「口に塗るな」とは書いてないにしろ「舐めても大丈夫」という話は聞いたことないですし、到底大丈夫とは思えません。
口を開けたままにするか、閉じて動かさないようにするか二者択一。
迷いなく閉じる方を選択し、数分間ジッと我慢。
痒みは取れましたが、あぁいったスースーする薬を鼻の近くに塗ると、気になってしょうがなくなる。そんな経験って皆さんもありますよね。
一昨年のお盆の時期、友人と名古屋に行きました。
朝、友人から日焼け止めを借りて顔に塗った時にビックリ。大の苦手とするココナッツミルクの香りがする日焼け止めでした。
世の中の香りの中で、苦手トップ3に余裕で入るココナッツミルクの香りのものを、よりによって鼻の近くに塗ってしまい、鼻がもげそうになり、しばらく悶えました。海水浴中でも使うものですから、洗顔してもなかなか落ちず、この香りと一日中、お付き合いすることになりました。
名所名所を巡っている最中、忘れた頃にふとココナッツミルクの香りが漂い、突如悶え始める。
食事をしても、カレーも名古屋コーチンも、何を食べても全部ココナッツ味。ひつまぶしにココナッツミルクを注ぎ足す店なんて、どこの世界に行ってもありません!
拷問のような嗅覚攻め。なぜかお盆の時期に多いような気がします…
さて、続いては早坂さん。アクティブな早坂さんにはどんな思い出がありますか?