「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
夏休み最終日
金澤 聡
(2009/08/26)
いまは毎日ではないそうですが、私のときは毎日ありました。ラジオ体操。
夏休み事前に配布された出席カードを首にぶら下げて、毎朝、近くの公園に通いました。
体操が終了するとカードの当日の日付部分にハンコを押してもらえました。
小学5年生のとき皆勤賞となりました。
カードにハンコ印が増えていき、空欄もなく最終日を迎えたときの高揚感。その日は意気揚々に、ラジオ体操第1、第2をやり終えました。そして、最後のハンコ。ものすごい事を成し遂げたような達成感を得ました。
いただいた賞品は、えんぴつ2本…。
そう、賞品のためにラジオ体操をやるのではありません。健全なる精神と肉体を作るためです。
でも、えんぴつ2本って…。せめて、ノート2冊くらいは…。私には健全な魂が宿っていないようです。
いま考えると、皆勤賞ということは5年生の夏休みは遠出を全くしていなかったということになりますね。
まあ、いい思い出にしておきましょうか。
次は梅島アナウンサーです。毎日行きましたか?