「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
祖父母の思い出その2
林 佳緒里
(2009/09/09)
産休に入って2週間。これまでと起床時間は変わりませんが、出社しなくて良いという感覚が何とも不思議です。でもそれにもだいぶなれてきました。いたって元気です。
さて、祖父母の思い出。祖父母に言われた言葉で今もずっと心に残っている言葉があります。それはこんなシチュエーションでの一言。
人が何か話したことに対して、「えー、それ"ウソ"でしょ?」という言葉。私もこう言っていました。
しかし祖父母は、私に「初めからその人が"ウソ"をいっているかのように疑うような発言はよしなさい!失礼にあたる」と言われました。確かに"ウソ"という言葉は聞こえがよくありません。
だったらそういう時には、どう言うの?
答えは、「えー、それ"ホント"?」です。
結果として、その人の言っている事に疑問を持つというのは変わりませんが、言葉は使い用。"相手の気持ちになって発するもの"という事を教えてもらいました。
その他にもいわゆる言葉の使い方をいろいろ教えてもらいましたが、なぜかこれだけは忘れずに私の中に残っています。今、言葉を使う仕事に携わり、その重要性をより強く感じます。
おじいちゃん、おばあちゃんありがとう。
★産休中のご報告を少し★
何年もなかった平日休みを有効に利用しながらのんびりです。出産後は、おそらく親しい友人ともしばらく会えないでしょうから、積極的に会うようにしています。おいしいものを食べながら。ウフッ!
写真は、赤ちゃんのおくるみとブランケット。裁縫が好きなので刺繍しました。ベッドやバスをお借りしたり、洋服を揃えたり、少しずつ準備を進めています。赤ちゃん用品は、すべてが小さく可愛いものですね。予定日まであと一ヶ月。心の準備もしなくてはいけませんね。ちょっと緊張します。
次はななちゃんです。