「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

オリンピック

(2009/09/15)


そうとか?そうでないとか?いや金澤アナ、そうなんです。
1964年の東京オリンピックがきっかけで、わたしのアナウンサー人生が始まったのです。
浅見少年には、大きなインパクトでした。
そんな分けで、きょうからのテーマは「オリンピック」にしましょう。

10月2日ですね。2016年の夏季オリンピックの開催地が決定します。東京・シカゴ・リオデジャネイロ・マドリードの4都市からの選考となります。先日、IOC評価委が報告書を公表しました。東京は予想以上に厳しい評価との見方でした。支持率の低さ、選手村などが懸念されれいるということです。日本オリンピック委員会としては、解決できる問題だとしています。

話を1964年に戻しましょう。
10月10日の開会式、前日の雨が嘘のような秋晴れになりました。開会式の実況は、北出清五郎アナウンサー。第1声は、例の!!!!!「世界中の秋晴れを東京に持ってきたような・・・・・・・・」ですね。ご存知ですね。以前にもアナログで書きましたね。浅見少年の心を直ぐに捉えました。「行進の先頭は、オリンピック発祥の地、ギリシャであります。」響きのいい実況ですね。(子供の癖に、偉そうなこと言うな!)
国立競技場に流れる古関裕而作曲の「オリンピックマーチ」は名曲です。最終聖火ランナーは、当時早稲田大学の学生だった坂井義則さん。後にフジテレビに入社し、スポーツ番組のプロデューサーに。駅伝やバレー中継で一緒にお仕事をさせてもらうとは夢にも思いませんでしたね。女子バレー決勝は、日本とソ連との女王対決。最後は、ソ連のオーバーネットで結着がつきました。放送の担当は、鈴木文弥アナウンサー。マッチポイントを握った日本に「ニッポン、金メダルポイントであります。」この実況にも浅見少年は大反応を示しました。金をとった日本チームも凄いが、この実況も凄い!!!!!
東京のみならず、まだまだオリンピック思い出話はあるのですが、字数制限のありますので、この辺で失礼します。


写真は、TOKYO2016招致のピンバッチです。
「水引」をデザインしいます。招致委の話によりますと「結び」は生命を生み出す新たな魂を意味しているということです。
オリンピックで世界を結ぶことが出来ますでしょうか。

あすは、早坂アナのオリンピック話です。

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