「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

オリンピック
金澤 聡
(2009/09/23)


オリンピックを強く意識したのは、小学6年生のとき、1984年ロサンゼルスオリンピックです。とにかく『アメリカってすごいな~』と思った大会でした。
開会式での『すごいな~』は、"ロケットマン"と呼ばれる宇宙服を着た人が地球上で遊泳したのを見て。
そして、『選手ですごいな~』と思ったのは、当時強いアメリカの象徴のような存在だった、"カール・ルイス"。100m、200m、走幅跳、男子4×100メートルリレーの4種目にエントリーし、全種目で金メダルを獲得。私の中での『カールすごいな~』は、走り幅跳びで『飛んでいるときに、空中を走っているようですごいな~』でした。
LAオリンピック後、学校のお昼休みは、幅跳びの砂場で友達と"空を駆ける"練習を始めるようになりました。スポーツショップに貼ってあったカールの幅跳びのポスターを眺める日々が始まりました。それでもなかなか"空駆ける"幅跳びはできませんでした。
友達にいたっては、髪型をカール同様の角刈りにしてきましたが、それでも出来ませんでした。

ウサイン・ボルトが100mで世界新を記録しましたが、私の中では、幅跳びで世界の頂点に立ち続けた『カール・ルイスの方がすごいな~』と何故だか思ってしまう、訳のわからない自分がいます。それほど、小学生のときのカール・ルイスの"走る跳躍"は強烈なインパクトだったのだと思います。
カール・ルイスよ永遠なれ。

次回は梅島アナウンサーです。『ヘイ!カール!!』事件は知ってます?

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