「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

祖父母の思い出その2
飯田 菜奈
(2009/09/10)


『ななちゃん、よく来たねぇ。また大きくなって。いくつになったの?』
これが母方の祖父母の家に遊びに行くと、まず最初に言われる言葉でした。一週間後にまた遊びに行ったとしても、同じことを言われ…
また同じこと聞かれちゃった…(・。・;)//
そんな…
一週間で年をとらないし、背が伸びたりもしないって…と、幼な心に疑問を持ったこともありました。笑

遊びに行くといつもあたたかく迎えてくれた母方の祖父母は、もういません。私が中学生の時に他界してしまいました。もう、それから10年近く経ちます。
祖父が亡くなって、その後を追うように、一ヶ月後に祖母が…。本当に…仲が良かったのだと思います。
ほぼ同時に祖父母を亡くした私は、『死』というものが受け入れられなかったのを覚えています。

父方の祖父母は健在です♪
私が仙台に来るまでは、両親と私、祖父母の5人でよく食事や旅行に行きました。思い出もたくさんあります。写真は、今年、一緒に藤の花を見に行ったときのものです!満開でした☆

今年の2月に、食事をしたときのこと。
私が、大学卒業とともに友達と離れ離れになるのが寂しいという話をしていたら、
『仕方がない。人生は出会いと別れの連続なんだから』と言われました。まさに、その通りですよね。

私よりずっとずっと長く生きてきた、もと警察官だった祖父。
そんな祖父に言われる言葉には、重みがあります。説得力があります。わかってはいたけど、妙に納得してしまいました。
そして、これから新しい出会いがたくさんあるよ、と優しく微笑みながら教えてくれました。
なかなか会うことはできないけど、おじいちゃん、おばあちゃん、私、仙台で頑張るから応援していてね!!

次は浅見アナウンサーです!

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