「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

オリンピック

(2009/09/16)


元オリンピック選手との思い出があります。

小学生の頃習っていた、新体操。コーチは元新体操選手の山崎浩子さん。ロサンゼルスオリンピックで8位入賞という日本人初の快挙を成し遂げた選手です。

小学2年生の私には、山崎先生に習うことのすごさがわからず、キビキビした動きの素敵な先生というイメージでした。

ある日、私が友人達と手具を持って体育館に行き準備体操をしようとしたら山崎先生は黙々とランニングをしていました。そしてお喋りをしながらストレッチを始めた私達。話が盛り上がるとボールやこん棒(クラブ)を使って相手をつついたりしてじゃれ合っていたのです。
すると先生は、こう注意しました。
「手具は友達であり、魂よ。もっと丁寧に扱わないとかわいそう」

そういわれて恥ずかしくなりました。ぞんざいに扱ったつもりはないのですが、そこにいた5人の少女は誰もが自分の行動を反省したのです。

よく野球少年は寝るときもボールとバットとグラブが一緒だなんて言いますが、どのスポーツも同じですね。自分の身体と心と道具を一体化させることが、まず大切な一歩なのかなと今更ながら思います。
ということは、私はゴルフボールと寝ればいいのかしら・・・(*^_^*)
ボールと友達!になればスコア更新もあるかもしれない♪

お次は佐藤アナの「オリンピック」です!
どんなエピソードでしょう?

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