「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

読書の秋 その2
寺田 早輪子
(2009/10/20)


この秋、私が夢中になっているのは、『絵本』の鑑賞。「朗読」の仕事がきっかけで、絵本に魅せられています!

今月2~4日に開かれた「仙台クラシックフェスティバル せんくら2009」。
ピアニスト・三舩優子さんの「組曲 くるみ割り人形」の演奏とともに、私の朗読をお届けする舞台がありました。(※写真は、本番前、楽屋にて。赤いドレスは、早坂アナにお借りしました!)

客席には、家族で、幼稚園・小学校のクラスみんなで、ご年配の方も…、たくさんの皆様にお越しいただきました!ありがとうございました!

幼稚園に入る前のお子様たちもたくさん来てくださったのですが、始めは、「朗読の途中で飽きられてしまったら、どうしましょう…」などと思っていました。
しかし、幕が開くと、くるみ割人形が織り成す不思議な物語に、子供たちも、じっと、耳を澄まして、最後まで聞いてくれました!
私にとって、朗読舞台は始めての経験で、緊張しましたが、それ以上に大勢のお客様に聞いていただく喜びで、胸がいっぱいになりました。

よく お子様をお持ちのお母様から、「絵本を読み聞かせるのに、うまいテクニックはあるのですか?」といった質問をいただきます。今回の舞台の練習で、アナウンサーの先輩やプロのナレーターの皆様に、私は、同じような質問をしました。
いただいたのは「『聞かせたい』という気持ちを持って読むことだ」とアドバイスでした。

「大事なあの人に…、あの子に…、聞かせたい!」という気持ちで物語を読むと、読み終えた時、きっと、あなたの心も温かくなっていることでしょう。私がそうでしたから…。

ぜひ、図書館で、書店で、ステキな絵本を探してみてくださいね。

★私のオススメ絵本
●新美南吉『手袋を買いに』
●ノルウェーの民話『三びきのやぎのがらがらどん』
●台湾の絵本作家・ジミーの絵本『君のいる場所』『君といたとき、いないとき』『地下鉄』
●レオ・レイニ『あおくんときいろちゃん』

続いては…、
絵本は読まれますか?広瀬アナウンサーです。

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