「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

読書の秋 その2
金澤 聡
(2009/10/15)


どちらかといえば、あしたのジョーです。力石が好きなので…。それにしても梅島アナがスポ魂ものが好きだとは思いませんでした(笑)

30歳を過ぎた頃からですが、生涯であと何冊くらい本を読めるだろうかと考えるようになりました。限られた時間の中で良い本にどれだけ出会えるかと思うと、読書の時間が尊いものに感じます。
どうしたら良い読書ができるのか?考えた末に書店へ行き、読書のための本、つまり、『読書のガイド本』なるものを数冊買って、読書することにしました。
それには読書推薦本や、読書の仕方などが当然書いてあるわけですが、とりわけ気になった読書方法がありました。
それは、「10冊平行読書法」でした。10冊の本を常に平行して読むことで、論理的な思考やコミュニケーション能力などが身に付くとのことでした。
ものは試しと思い、小説、スポーツ専門書や自己啓発、ビジネス本など種々雑多なジャンルの本を10冊購入して平行読みを始めました。
論理的な思考が身に付いたかどうかは知りませんが、飽きっぽい性格の私にはこの読書法はぴったりでした。ちょっと読んで飽きたら次の本、また飽きたら次の本と読書のはしごをしていると、色んな言葉と知識の海にどっぷりと浸っている感覚になり、ストレス解消になるのです。もうかれこれ5年くらい続けていますが、この読書法はまだ飽きていません。
秋の夜長、読書の時間がいま至福の時です。

次回は飯田アナウンサーです。どんな本を読んでいるのでしょうか?

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