「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

学問の秋

(2009/10/29)


学問と言うとなかなかカタイ響きがありますが、色んな事を学び吸収するということでしょうか。であれば、先日「大人の社会見学」として国会議事堂に行って参りました。写真はその時、議事堂3階で撮影したものです。まるでローマかフィレンツェか…、ここが国会議事堂と知らなければヨーロッパの美術館のようですよね!

重厚な建物は当時の贅の限りをつくした彫刻や調度品。床に敷き詰められた絨毯は「一体コレはいくらするのだろう?」と思うほど驚くほどフカフカ。議事堂の中央部分の上階には、使われなくなった舞踏場があるそうですが、今は入ることができないそうです。何だかそこに歴史のミステリーが隠されていそうないなさそうな…(笑)

他にも、柱の一本にはアンモナイトの化石が偶然入っていたり、エアシューターのような郵便ポストがあったり、廊下にはテレビや新聞記者が足早に歩いていたりとあの建物には1度では見きれない知り尽くせない独自の空気が流れていました。

最後にもう一つミステリー!
議事堂の中央広間には、議会政治の礎を築いた功労者板垣退助、大隈重信、伊藤博文の銅像が置かれていますが、4人目の台はまだ完成していません。と言うのも、「まだその3人に並ぶ人物がいない」…と言うことで未完成なんだそうです。

一体4人目は誰になるのか、はたまたその像は作られるのか…?学問の秋ではなくミステリーの秋になってしまいました。

ちなみに私はこの社会見学翌日は珍しく熱を出しました。…知恵熱かもしれません。

次は寺田さんの「学問の秋」です!

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