「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
芸術の秋
(2009/11/13)
芸術の秋。
「美しいものを作り出す人は、努めて美しいものを見聞きするといいます。」
確か小学生の時、美術の先生が授業で発言した言葉です。当時なかなか水彩絵の具で綺麗な色を作り出すことが出来なくて苦しんでいた私は、「それって生まれながらのセンスじゃないの~?」などとうそぶきながらも、どうして綺麗な色を生み出せる子もいればそうでない子がいるのかちょっと観察してみる事にしました。
上手な子は本当に「美しいもの」を見ているのか?苦手な子はどうか?
給食の時間…特に変化なし。
午後の授業…観察あまりできず。
放課後…遊んでしまって観察できず、帰宅。
…結局収穫はなく、一日が終わりました。
その後興味が他に移ったのかどうだったか観察はした記憶がないのです(汗)。それでも、テレビを見ている時、雑誌(当時はピチレモンかな?)を読んでいる時など、ふとした瞬間に、自分が「美しい」「綺麗」と感じる色合いや直線や曲線、立体などを意識して見る様になってからは、いつの間にか色彩の苦手意識もなくなっていました。
そう言えば「人の横顔」が特に好きで、何度も何度も横顔ばかり書いていたような…おかげで写生や少女マンガを真似した絵などライン取りは得意になりましたっけ。
この色を組み合わせると可愛い、カッコイイ。逆にこの色味だと、もさっとする。段々色の組み合わせが楽しくなった頃、その感覚を洋服選びに応用できると気づいたら更に「美しいもの」への探究心が高まったのを覚えています。
今だとラインや色彩感覚はお化粧などにも応用できますね(^^)。美術好きの私にはメークも楽しいお絵かきの延長線上かもしれません。
常に感覚を磨く!
そういった気持ちで暮しています。
次は浅見さんの芸術の秋です~★