「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

芸術の秋

(2009/11/16)


芸術の神様というと?七福神の紅一点 弁天様です。

奥州仙台七福神巡りのひとつのお寺 仙台市若林区新寺の林香院のご本尊は、その弁才天。毎年、11月23日に御開帳大祭が開かれます。法要の後が、見ものなのです。文化芸術の神さまということで、毎年毎年、文化芸術に功労のあった方をお呼びしています。そうかと言って叙勲や褒章を受章された方ではありません。
より大衆に根ざした方々です。過去に遡れば、マルセ太郎さんも常連だったそうです。マルセさんは亡くなってしまいましたね・・・・・・
立川志らくさん、柳家一琴さん、ミッキー・カーチスさん、江戸家まねき猫さんも本堂の高座に上がってくれました。
そのマルセさんの背中をみていたのが、松元ヒロさん。去年はその松元ヒロさんが来てくれました。最高のミニライブでした。
ことしは、立川らく朝さんをお呼びしています。
立川!らく!そうです。志らく師匠のお弟子さんです。この人、医者なのです。そしてプロの落語家なのです。変な人!です。勿論、古典もやりますが、当日は「健康落語」でしょう。実に有難い御開帳大祭です。

このところ、仙台では良質落語会が目白押しで、7月に立川志らくのピンと柳家花禄独演会、8月に松元ヒロひとりライブ(これは落語会ではありませんが)9月に林家たい平独演会、10月に柳家小三治独演会。11月のめせな寄席では、志らく・花録の二人会、そして春風亭昇太独演会。まさに、私にとっては「芸術の夏から秋落語」です。

そうそう、写真は長野・善光寺です。林香院ではありません。
落語の「お血脈」の舞台です。ここには、現在社会が抱えている経済、社会保障、雇用などの問題が山積しております。そんな話をしていきますと、長くなりますので、この辺で失礼しましょう。

あすは、飯田アナの「芸術の秋」噺です。




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