「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
あったかエピソード
林 佳緒里
(2010/11/01)
あったかい家庭作りの秘訣は何でしょうね~?浅見さん、教えてください!!
写真にうつっているのは、取材をきっかけに10年近く親しくさせていただいている利府の梨農家・今野昇一さんです。
手にもっている梨の品種は、その名も"かおり"。
市場には出回ってなく、直売所などで購入可能という珍しい品種だそうです。
水分が多く、甘みも十分。ご馳走様でした~。
本題に・・・。
その今野さんに先日お会いした時に伺った、あったかエピソード、良かったな~と心が温まったお話を・・・。
今野さんは今年75歳。
今、農家の高齢化が進み後継者不足が心配される中、利府町の梨農家も同じ現状を抱えています。
数年前に脳梗塞を患い、リハビリを重ね、奥様と何とか今でも梨作りを続けている今野さんにとっても、後継者問題は大きな問題でした。
でも今年春、息子さんが結婚を機に同居することが決まり、今年の梨作りでは、息子さんがとても大きな戦力になってくれたと嬉しそうな顔で話をしてくださいました。
その話を聞いた時、私もよかったな~という安堵感でいっぱいになりました。
梨作りの継承。
これから今野さんから息子さんへ色々な事が受け継がれていくと思いますが、親子だからこその良い点がたくさんあると思います。
利府の梨は、市場に卸さず直売所での販売が主なため、一番おいしいときに食べられるのが一番の特徴。
これからもおいしい利府梨を!と応援の気持ちいっぱいの私でした。
心が温まったあったかエピソードでした。
続いては、拓雄さんのあったかエピソードです。