「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

今年中にやっておきたいこと
佐藤 拓雄
(2010/12/15)


またまたテーマと関係ありませんが、先日某所で食べた天丼です。
ふたを持ち上げているのではありません。大量の天ぷらが豪快に盛られていて、ふたが閉まらないのです!お腹も舌も大満足でした。
そういえば、大学生の頃は、こうした、今で言う「メガ盛り」の店を友人と探してあちこち食べにいったなあ・・・

さて、本題です。
今年は、仕事の上では、復帰が最大の目標でしたので、それは達成できてよかったですが、今年中にやっておきたいこと、と改めて考えると、なかなか思いつきません。
やり残したことが多いということかもしれませんし、その日暮らしばかりしているという証拠かもしれません。それに、恥ずかしい話ですが、年齢とともに、劇的な変化というものが年々減ってきて、今年でも来年でも同じこと、っていうことがいつのまにか増えてきた気がして、それゆえ、ということかもしれません。

ただ、子どもたちを基準に考えてみると、去年生まれた次男が今はあちこち走り回っているし、長女は10歳になってなんだか10代の女の子っぽい洒落っ気が出てきているし、長男は来年中学生で最近オヤジを煙たがる場面もでてきたし、もう日々これ成長、同じ一年は二度とないんだなあと思い知らされます。
さらに、ふと計算してみると、長男の場合、例えば18歳で家を出るとすると、あとたった6年!この間生まれたばかりのような気がしていたのに、長男といっしょに暮らす年月の実に3分の2が終わってしまっていることに、愕然として、同時になんともさびしくなったりします。
子どもは親のもとを離れて当然。
自分自身も20歳で親元を離れて、それ以来一度もいっしょに暮らしたことはありませんし、今のところそういう予定もありません。
そうは言っても自分の子どもとなると・・・というところで、つくづく、同じ自分でも、子である自分の気持ちと、親である自分の気持ちは、全く別のものだと感じます。

ともかく、そんなわけで、その二度とない彼らの「今」をしっかり目に焼き付けておくこと、それが、「今年中」というより、彼らが親のもとから巣立っていくまでの間ずっと、「やっておきたいこと」です。

次回からは、新テーマになります。

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