「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

恩師の思い出

(2011/03/07)


春は、出会いと別れの季節・・・。
人生の節目を思い出せば、感謝の気持ちを抱く大切な人の存在があります。
ということで、今回のアナログのお題は「恩師の思い出」です。


私がアナウンサーを目指すきっかけになった恩師がいます。
故・永井譲治先生です。
東京アナウンスセミナー(アナウンサー養成学校)の指導者の方です。
数々のアナウンサーを輩出し、その教え子は日本全国で活躍しています。
フジテレビ系列にも出身者が多く、CXですと三宅正治アナや、本田朋子アナ、めざましテレビの皆藤愛子さんなどが永井先生の教え子です。

永井先生と初めて出会ったのは、大学2年生の冬。
その時の私は夢も希望もなく、何も目標も無く暮らしていた女子大生でした。
高校時代に目指したタカラジェンヌになれなかった悔しさで自信を喪失し、心の中は虚無状態でした。

そこで偶然出会った永井先生に言われた言葉がこれです。
「早坂さんは、過去に生きています。今を生きましょう」

初対面の人に私の全てを見抜かれ、帰り道は電車内でもずっと泣いていました。
そしてすぐに「今を生きるために、アナウンサーを目指してみよう。とにかく、興味のあることにチャレンジしてみよう」
と前向きになることが出来たのです。

永井先生との出会いが無ければ仙台放送のアナウンサーにはなれませんでした。
永井先生のことを思い出せは、今でも目頭が熱くなる私のかけがえの無い恩師です。

画像は、永井先生が受講生に向けたメッセージ。
居酒屋にて、オムレツにケチャップで激励の言葉を書いてくださる先生でした。


お次の恩師エピソードは、浅見アナです!!
どんな方だったのでしょう?


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