「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
ともにII
(2011/08/16)
前回に引き続け、"ともに"というテーマでお送りいたします。
創部63年目にして甲子園初出場を果たした古川工業。
8月8日に行われた佐賀・唐津商業との初陣を現地で取材してきました。
今年は岩手・宮城・福島の3県にとっては特別な意味を持つ大会となりました。
選手から「被災地を代表して」「宮城のために」という言葉が離れることはなく、選手達にとっては大きなプレッシャーになったと思います。
それは古川工業に限った話ではなく、県大会で敗れ甲子園への切符を逃した全ての学校に共通して言えることと思います。
たくさんの思いを抱えたまま、古川工業の選手達は「全力プレー」を合言葉に懸命に戦いました。
勝利することはできませんでしたが、試合終了後にアルプススタンドへ挨拶をする選手達に、スタンドからは多くの歓声と拍手が贈られました。
鳴り止まない拍手に込められた温かい思いは、選手達の全力プレーが見ている人達に勇気を与えたことの証しだと思います。
宮城の多くの人とともに戦った古川工業の選手達に、ありがとうとの思いを込め、私からも拍手を贈らせて頂きます。
次は稲垣君です。