「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

震災から半年
梅島 三環子
(2011/09/13)


きょうからテーマが変わります。
「震災から半年」です。

一瞬にして、私たちの日常を奪い去った震災から半年が過ぎました。
寒くて、真っ暗だったあの日の仙台…。
半年後のことなど想像だにつきませんでしたが、過ぎてみれば、仙台市の中心部はあっと言う間に復旧し、活気も戻ってきました。
もちろん、県内を見渡してみれば、復旧した場所ばかりではありません。それでも、半年という時の流れは、私たちにとって、一つの区切りといえるのではないでしょうか。

半年をきっかけに、あの日と今をよく比べてしまいます。
1ヶ月以上、家のお風呂に入れなかったこと。
ご飯を作ろうにも、なかなか営業がされなかったり、大混雑でお店に入れないこと。
やっと手にした白菜は、1株900円!高かった…。
仕事では、常にすっぴんで、化粧もせずに、ヘルメットをかぶって、マスクをつけて取材に行っていました。
余震も多く、震度5弱で冷静にいられる自分がちょっと怖かった気もします。

この半年で、生活が元に戻り、普通に生活できることが、こんなにも幸せなんだと実感させられました。県内始め、全国の方々のたくさんの努力によって、元に戻った日常。感謝の気持ちを忘れずにいたいものです。

明日は、拓雄アナウンサーです。

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