「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
2011年 秋
寺田 早輪子
(2011/10/12)
仙台市青葉区。私の通勤路にはイチョウ並木があります。
9月の終わり頃、早いもので黄色く色づいたイチョウの葉が、道端に落ちていました。
台風の通過を境に、気温も、風も、ぐっと秋らしくなってきました。
9月初めには「暑い!暑い!」と半袖姿で出歩いていたのがうそのように…。
スーパーの野菜売り場にも「秋の味覚」が豊富に並んでいます。
今年秋の初モノ。梨は茨城の「豊水」をいただきました。瑞々しく美味しかった。
鹿児島の焼きたてホクホクの焼き芋は、包んでいた紙袋に蜜が染みるほど、甘かった。
季節は、夏から秋へ。着実に時間は進んでいるのだと感じます。
猛暑対策に追われたこの夏の被災地。今度は、寒さへの備えをはじめなければなりません。
私の母が避難している先では、毛布はすでに配られたそうです。
避難しているみなさんのところでは毛布や掛け布団は、十分にありますでしょうか?
大震災の発生直後は雪の降っていた宮城県。
温かい寝具のほかにも、ストーブや、こたつ、窓の結露対策など、秋のうちに備えるべきことはたくさんあります。
「2011年 秋」ラストバッターは、浅見アナウンサーです!