「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
2011年今年を振り返って
(2011/12/21)
前回のアナログでも少し触れましたが、あの3:11大地震・大津波は忘れられない、忘れてはならない年にしなければなりません。
千年に1回、あるいは何百年に1回という災害に我々は遭遇してしまいました。
吉村昭さん著の「三陸海岸大津波」には、明治29年、昭和8年、昭和35年に起きた大津波の様子が、体験者の貴重な証言をもとに書かれています。
今回の震災を繰り返す見るような体験談が記されています。
何ともやりきれない思いで、何回も読み直してみました。
災害報道の難しさも痛感した1年でもありました。
各自治体の復興計画が示される中、来年は本格的な復興の年にしなければなりません。
リストラクチュアリング
再構成・再編成・再構築をスピード感をもって取り組まなければなりません。
そのために、何ができるのかを常に自分自身も考えなければなりません。
個人的には、今年は「第2のご奉公」「第2のお仕事」という立ち位置でしたが、大震災という大変な年になってしまいました。
しかし、被災地にはたくさんの笑顔もあります。
笑顔があれば、何とかなるさ!!!
そんな気持ちも大事にしないといけません。
忘れたいけど、忘れてはならない2011年でした。
あすのアナログは、柳沢アナウンサーの担当です。