「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

ともに(1)

(2012/02/23)


先日11日に開かれた「震災復興支援 東芝チャリティーコンサート~人と、地球の、明日のために~」のMCを担当しました。

東芝グループが復興支援の一環として開催したコンサートです。
音楽で満たされた時間を過ごして欲しい、そんな想いで、東北に住む方々が招待されました。
世界で活躍されているバイオリニストの神尾真由子さんなどが今回のコンサートに賛同して頂き、実現したものです。
終演後のお客さんの表情をみると、その想いは十分に伝わったようです。


また会場には、県内の沿岸部にある高校の吹奏楽部の高校生も招待されました。事前に各校に「震災を超えて感じた音楽を想い」を聞き、会場で紹介しましたので、このアナログでも高校生の想いをお伝えしましょう。

石巻高校
「震災時に避難所になっていた私の学校に自衛隊の方々が演奏に来て下さいました。トロンボーンのパフォーマンスが格好良く、曲を吹くだけでなく、それ以上のものがあるのだと思いました。人を感動させる音楽ほど素晴らしいものはなく、私も人の心を動かす演奏がしたいです。」

塩釜高校
「被災した部員も多い中、地元の復興のためにチャリティーコンサートを企画し、実行しました。私たちの演奏を聴いて涙を流すお客様を見て、音楽で人を勇気づけることができるんだと身を持って実感しました。
人に笑顔や勇気を与えられる音楽を目指して、現在も活動しています。」

名取北高校
「震災のため、定期演奏会が開催できませんでした。しかし、復興の意味を込めた他県との合同演奏会を行いました。最初は硬かった表情も音楽が進むにつれて徐々に笑顔になっていく方々を見て、音楽の偉大さを実感しました。」


開演前から、音楽を通した「出会い」や
「つながり」の大切さ、音楽の力を、高校生の言葉から感じさせてくれました。


あすは、金澤アナウンサーです。






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