「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

入学
佐藤 拓雄
(2007/04/16)


この春、下の子が小学校に入学しました。上の子の入学の時も感じたことですが、ついこの前まで赤ちゃんだったような気がするのに、本当によく育ってくれたなあと、感慨深いことこの上ありません。
真新しいランドセルは、祖父母からの贈り物。本人が、色や背負い心地など、6歳なりにこだわって選びました。ランドセルは、小学生の証。お兄ちゃんに追いついて小学生になる喜び、お気に入りのランドセルへの愛着などなど、うれしい気持ちでいっぱいなのでしょう、入学前は毎日のように箱から出しては背負っていました。今回は、娘の許可を得て撮影させてもらいました(笑)。
母親と一緒に少しずつ買い揃えた筆箱や下敷きなどの文房具は、そのたびにうれしそうに僕に見せてくれました。娘にとっての小さな喜びの積み重ねは、親にとっても感激・感動の積み重ねです。
体操服や道具などを入れる袋は祖母の手縫い。生地はこれまた娘が祖母と2人で決めてきました。本人が言うには、もうキャラクターものじゃなくて、6年生まで使えるように選んだとのこと。確かに、かわいさの中にも小学生らしさの感じられる品のいい柄でした。もう幼稚園じゃないんだから、というけなげな自覚を感じ、またまた感激。
自分にもこんな時代があったのか、もはや思い出せないほどですが、入学という大きな節目を迎え、希望に満ち、輝いている、そういう素晴らしい時期を、今、娘は迎えているんだなあ、そして、それを親として一緒に喜びあっていきたい、そんなことを毎日感じています。

次は早坂アナウンサー。「入学」とは関係ありませんが、デスクが隣です。あれ?この間と同じフリだ。まいっか。

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