「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

ともに(1)
梅島 三環子
(2012/02/20)


先週土曜日、
石巻市に市内初となる「カキ小屋」がオープンしました。
店内で販売されるのは、
全て震災を乗り越え大きく育った湾内のカキです。
今年は本当に出来が良く、サイズが大きく味も良好!
私も、オープンに先立ち行われた関係者向けの内覧会のとき
味わわせていただきました。

はい、「最高」です☆

このカキ小屋、何故今回のテーマで書いたのかといいますと
福岡市漁協唐泊支所と県漁協石巻湾支所、
そして仙台市内でカキ復興支援PJを行う民間企業が
「ともに」手をとり、立ち上げたものだからです。
県内のカキは震災前には到底及びませんが、少しずつ生産を再開しています。
しかし、原発の風評被害や生産の安定が見込めないことから
全国からの引き合いが減っているのです。
「作ったのに、作れたのに、売れない。」
震災を乗り越えた生産者にとって、
こんなにさびしいことはありません。
このカキ小屋を契機に、石巻のそして県内のカキ出荷量を増やしたいと、関係者は意気込んでいます。
私もカキ好きですし、どんどん県内のカキを食していきたいと思います(笑)

因みに、カキ小屋は匂いはつかないのですが
炭焼きのため灰が服につくことがあります。
払えば取れますが、皆様もカキ小屋ルック(?)で行くことをオススメします。

写真は店長の阿部年巳さんと。
カキ剥きのコツも丁寧に教えてくれますよ。
明日は、ななちゃんです。



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