「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
水無月
佐藤 拓雄
(2012/06/06)
浅見さんへ。
金魚は、子どものころから何度も飼ったことがあります。出目金が短命だった、という記憶がありますが、残念ながら、詳しいというほどではないです。あしからず。
さて、今日は6月6日、金星が太陽の前を通過するという天文現象が見られる日ですね。始まるのはこれから。
写真は、今月4日の月食です。帰宅途中に空を見上げ、とてもきれいだったので、思わず携帯のカメラで撮ったものです。それなりに撮れているでしょう?
ところで、6月に入って、仙台放送でも、社としてクールビズを始めています。
「スーパーニュース」でも、私の服装がクールビズになりました。
宮城では、まだ本格的な暑さはないので、本来の機能という意味でのクールビズ効果はそれほどありませんが、いわゆる「衣替え」に合わせての対応です。
周りを見ると、今のところ、テレビの出演者もバラバラ、国会議員や役所もバラバラ、という印象ですね。
ネクタイ=正装というこれまでの常識も、クールビズの登場でだいぶ柔軟化してきました。
ニュースのアナウンサーがノーネクタイ、というのも、クールビズ以前だと、「ニュースステーション」の久米宏さんくらいだったと思いますが、今は、「クールビズ」の一言ですんでしまうような。
1990年代、社会人としてもアナウンサーとしても駆け出しの頃、特にスーパーニュースのサブキャスターとして、毎日夕方の番組直前まで取材、という毎日だった頃、「ネクタイしてると暑いなあ・・・」ということをものすごく感じました。ネクタイを緩めてボタンを一つ外すだけで、本当に暑さが和らぎます。社会人になる前、ネクタイを緩めるサラリーマンの姿を「オヤジくさい」と思っていましたが、「ああ、そういうことだったのか」と納得したのが、この時期でした。
話がそれましたが、去年に続き、今年も、仙台放送も節電対応の夏。社内は28度以上になります。
今はまだそれほどでもないですが、そんな季節に備え、ニュースの衣装だけでなく、通勤用の服装も、今月からノーネクタイにしています。
それはそれとして、今年が、猛暑でも冷夏でもありませんように・・・
明日は、林さんです。