「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

あー夏休み!
佐藤 拓雄
(2012/08/13)


先月下旬から今月頭にかけて、3歳になったばかりの次男が入院してしまいました。
風邪をこじらせ、気管支炎になってしまったのです。
生まれて初めて点滴をつながれ、3歳なりにガマンの9日間を送りました。
(写真は、点滴の容器。看護師さんが、キャラクターのシールを日替わりで貼って、楽しませてくれていました)

次男は、とにかく「ママっ子」で、入院生活は、母親とでなければ送れそうにないため、自動的に妻が終日病院、私は、家事をはじめとする後方支援に。
上の子たち2人は夏休みに入ったばかりでしたが、中2の長男は毎日弁当持ちで部活があるし、長女(小6)も、習い事だ、学校のプールだと、結構不規則にいろいろあり、しかも夏休みで給食がないので、昼ごはんもどうするか考えておかないといけないし、仕事を休むわけにもいかないし・・・ということで、食事と弁当を作り、食器洗い、洗濯、買い物・・・、加えて朝晩の病院通いと、かなり忙しい9日間になってしまいました。

お子さんをお持ちの方なら、学校が休みのときのほうがかえって忙しい、という状況、分かっていただけるのではないでしょうか。
小中学校が休みでないときならば、とにかく朝学校に送り出してしまえば、あとはなんとか、というところですが、タイミング悪いなあ、と嘆きたくもなりました。

ところで、次男は、入院後数日経つと、だいぶ元気と「らしさ」を取り戻し、私が病室へ顔を出すと、毎回(朝でも)、
「パパ、おかえり!」
と迎えてくれるようになりました。
入院当初は、「おうちにかえる」と泣いたりしたそうですが、数日を過ごすうちに、仮住まいであっても、ここが自分の場所、「自宅」だと、健気にも自分を納得させたのかな、と頼もしくも切ない、複雑な気持ちになりました。

おかげさまで、無事回復し、退院してきましたが、私は、退院の日とその翌日あたりが疲労感のピーク、溜まった疲れがどっと出てきた感じで、ひどかったです。トホホ。

今回のお題「あー夏休み」ではなく、「あーあ、夏休み」と言いたいくらいでした、というお話でしたが、「自分ばかりが大変だったと思うなよ」と、どこからか「天の声」が聞こえてきたので(笑)、このへんで終わりにします。
ちなみに私自身の夏休みはまだです。

明日は、金澤アナウンサー。夏休みは、どう過ごしたんでしょうか?

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