「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

8"まるよ!
金澤 聡
(2013/03/28)


今回のテーマは『8"まるよ』です。
これは、仙台放送のキャッチフレーズで、『8チャンネル』と『はじまるよ』を掛け合わせたものです。

『はじまる』といえば、
先日東京に行ったら桜が咲き始めていました。
都会の夜にライトアップされた桜が、いい雰囲気でしたので思わず写真を撮りました。
仙台の桜は、もう間もなくほころび始めるのでしょうか。

さて、プロ野球もあす、いよいよ開幕します。
侍ジャパンの結果うんぬんは、巷間で取りざたされましたが、
今度は、国内で最高を目指す戦いが始まります。

突然ですが、野球の醍醐味は何か? と問われたら、
「一発逆転のホームラン」と答える人も多いでしょう。
投手戦ももちろん面白いのですが、ホームランの興奮もまた格別です。
しかし、昨今はご存じの通り、統一球、いわゆる、『飛ばないボール』を使用しているため、
ホームランの数が減少しています。
9回裏ツーアウトからのドラマは、
大袈裟かも知れませんが、いまや宝くじが当たるくらいの確率でしかお目見えできなくなりました。
いまのプロ野球のトレンドは、「投手中心に守り勝つ」野球になっているような気がします。

逆に、サッカーは、3点取られたら4点取り返すサッカー隆盛の時代。
世界のサッカーは、あのメッシを擁して攻撃的なサッカーを展開する、スペインの世界強豪チーム「バレセロナ」がけん引していると言っても過言ではありません。
サッカーの潮流は、いわゆる、「バルセロナ化」しています。
Jリーグでも、2点差3点差あっても、追いつくか、あるいは、逆転を狙うサッカーにシフトしているため、「代打逆転サヨラナ満塁ホームラン」的な要素は、いまや、サッカーにあるのではと思う時があります。

楽天は今年悲願の日本一を狙うシーズンが始まります。
超大物助っ人の豪快なホームランが、満開の仙台の夜空に消えていく…
そんな春の始まりを期待しています

次は、柳沢アナウンサーです。


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