「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

春爛漫
佐藤 拓雄
(2013/04/19)


写真は、6年前、2007年の4月の「アナ・ログ」(お題は「さくら」)に載せた桜です。
通勤路の桜で、とても好きだったのですが、今はもう見られません。この写真の翌年だったか翌々年だったかに、切られてしまったのです。
様々な事情があるのでしょうし、私のものでもないので、どうすることもできませんが、今でも春になるたび、残念だという思いになります。

ところで、最近、春を感じた出来事がありました。

ひとつは、偶然見かけた保育園(?)のお散歩。
お散歩自体は、一年中するのでしょうが、4月になって初めて通い始めた子もいるのでしょう。小さくてなんとも頼りない子が何人も、一列になって横断歩道を渡っていました。
よく見ると、列から外れないように、長い一本の紐を全員で持っています。一番前と一番後ろが先生。まるで「カルガモ一家」です。
春の陽射しの中、実に微笑ましい光景でした。

もうひとつは、帰宅時に乗ったバスが新車だったこと。
新年度だから、というのではないのかもしれませんが、勝手に「新年度だなあ」と気持ちよくなりました。
なんとなく運転席に近づいてみて、メーターを覗くと、走行距離も1000キロちょっと。間違いなく新車です。
そして、驚いたのが、オートマチック車だったこと。珍しいですよね?そうでもないですか?少なくとも私がいつも乗るこのバス会社の車両では初めてでした。
ついつい、幼いころのように、運転の様子を、運転席後ろでじーっと見てしまいました。
でも、バスの特大のハンドルと、ギアの長いレバー、運転士さんの余裕のギアチェンジに憧れていた自分からすると、ちょっとオートマは味気ないような気も・・・

どうも「春爛漫」ではなくなってきてしまったので、このへんで。

続いては、産休育休から復帰する、林さんです。

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