「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

旅行

(2007/05/15)


「フランスの下町を旅する浅見アナ」タイトルをつけるとすれば、こうなりますかね。情報番組「ムービン」の放送開始に合わせて、スタジオのセットとして描いてもらったものです。制作者は、ライブペインターの佐藤健史さん。生番組中の3日間で仕上げていただきました。見事な出来です。本人も上出来との評価でした。感謝!感謝!本人はフランスには行ったことはないという事。そういう私も行ったことはありません。ご安心を!何に安心ですか?どうも映像や書物で旅をすると、その気になって実際に現地に行った気になるんですね。なりませんか?ですから、世界各地ほとんどの所に旅している訳です。気持ちの持ち方一つですね。しかし、この地だけは違うのです。

島根県内を走る木次線に「亀嵩」という駅があります。カメダケと読みます。
松本清張の名作「砂の器」の舞台です。作家本人が「本より上手く出来ている」と評した映画は日本映画の名作のひとつに挙げられています。国鉄蒲田操車場で起きた殺人事件。蒲田のトリスバーで被害者と加害者とみられる二人の男が交わした会話「カメダは変わらないか?」「カメダは相変わらずか?」この会話だけしか捜査の手がかりがない。「カメダ」と「カメダケ」がどう結びつくかは映画をご覧下さい。これを語ると止まりませんから・・・・
出雲大学駅伝中継で何度も何度も出雲に出張に行ったが、その帰りでも寄ればよかったのに。いずも、いずも、(いやいつもいつもでした)心残りとなっています。俗に言う「鉄ちゃん」の方々は全国のローカル線を制覇する楽しみがあるそうですが、わたしは、この木次線「亀嵩駅」だけでいいのです。そんな旅がいつできるか?「ひでお~ ひでお~」あれ!また映画に戻ってしまった。

お次のアナウンサーは、♪清水港の名物は~お茶と梅島アナ~~~~~~~~

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