「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
真夏の夜の夢
(2013/08/19)
先日、フジテレビCSR推進室の主催「ずっとおうえんプロジェクト」に参加させて頂きました。
毎月、岩手・宮城・福島の沿岸部を中心に、幼稚園やイベント会場を訪れ、紙芝居の読み聞かせであったり、ジュニ君と一緒に体操などを行うイベントです。
一昨年から、私もよく参加しているこのイベント。これまでは食育に関する読み聞かせが多かったのですが、今回はなんと「マジック付き朗読会」!
アナウンサーが朗読をしながらマジックをするというのは、なんと人類史上初!(らしい)の試み。
ご一緒させて頂くのは、趣味がマジックというフジテレビのアナウンス室長・牧原俊幸さん。このイベントが可能なのは、世界で牧原さんしかいません。
この度、訪れたのは南三陸町の福祉施設。幅広い年代の方が利用している施設です。それほど大きくないホールだったため、利用者の方とも沢山触れ合えます。
そして生で見るマジックに、司会の私も大興奮!
「顔剣」と呼ばれる、顔を入れた箱に何本もの剣を突き刺されるマジックにも参加させて頂き、マジックの奥深さを実感。
興奮しすぎて、イベント後に、ズボンのお尻の部分が裂けてしまったほどでした。
さらに朗読では、牧原さんと声を合わせて読む箇所があり、これは本当に勉強になりました。
私が間を取って読んでいるつもりでも、牧原さんはさらにユッタリした間を取ります。この間が、聞いている人にとって実に心地よい間です。
私がササっと読んでしまうと、2人の声がずれてしまいます。ゆっくり読んでいるつもりでも、しっかりとした間を取れていないと、何だか前につんのめりそうな感じになります。
アナウンサーとして「間の極意」を垣間見た感じでした。
真夏の南三陸町で、実に沢山のことを学び取ることができました。これからもCSR活動で、多くの方にお会いして、沢山の経験ができたらと思います。
次は金澤さんです。