「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

2013 夏の総決算

(2013/08/28)


この夏新たなスポーツを体験しました。
その名も"スポーツごみ拾い"。

1チーム5人以内で、燃えるゴミ、燃えないゴミ、ビンやペットボトルなどを分別しながらゴミを拾います。
それぞれの重量によって得点が決まりますが、最も高得点なのがタバコの吸い殻。
制限時間内に、決められた地域で多くのゴミを拾い、高得点を獲得したチームが優勝です。

毎月、全国各地で開催されていますが、私は8月のお台場での大会に参加しました。
前日に誘われての飛び入り参加でしたが、試合開始と共にチームは一致団結。
5人ひと固まりとなってゴミを拾いますが、全員汗だく。
勝負となると夢中でゴミ拾いを続けます。
ゴミの悪臭も何のその。
(数年前に捨てられたのであろうペットボトルの、中に入っていたカフェラテを廃棄した際には、さすがに鼻がもげるかと思いました。空のペットボトルは最後まで臭いままでした)

中には、藪の中のゴミを夢中で拾うあまり、眼鏡を落としたことに気付かず、視界不良のまま競技を続行した方もいました。
(試合後に探しに戻ったものの見つからず。もしかしたら、他のチームにゴミとして拾われてしまったのかもしれません)

最もゴミが多いのが自転車置き場や、バイクが駐輪されている場所。
それと藪の中を探ると沢山のゴミが見つかります。
ひどいのだとバーベーキューで余った肉の塊・数キロ分がそのまま放置されていたり。。
さらに喫煙所の近くには、灰皿があるにも関わらず投げ捨てられたままの吸い殻が散乱していました。
普段、注意を払っていませんが、色んな所にゴミがありました。
普通だったら「何故こんなにゴミが!」と怒りを覚えるところですが、この日は「ラッキー」とばかりにゴミを拾います。

お台場大会では1時間で制限時間終了。
私たちのチームは2位にダブルスコアの大差をつけて見事、優勝しました!
勝因は何と言っても、バーベキューの肉の塊と、喫煙所近くにあった吸い殻です。

お台場は綺麗になったし、自分達も爽やかな汗をかけたし!
"スポーツゴミ拾い"。ますます全国で広がりを見せてほしいと思います。

次は稲垣アナです。

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