「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

2013 夏の総決算
佐藤 拓雄
(2013/09/03)


写真は、私の手帳の裏表紙です。
はさんである紙きれの文字、「おくたうとさ」ではありません。
横書きですが、なぜか、戦前のように、右から読んで、「さとうたくお」です。
実はこれ、この夏、次男が、生まれて初めて書いてくれた、私の名前なのです。
こうして手帳にはさんで、いつも持ち歩き、見るたびに、心をなごませています。

7月で4歳になった次男は、この夏、文字の読み書きに、かなり関心が強くなってきました。

一番よく書いているのは、自分の名前。
その次は、ママの名前。
同じくらい多いのが、お姉ちゃん(長女)の名前。

お兄ちゃん(長男)とパパ(私)の名前は、なかなか書いてくれません。
もっと言えば、私の名前は、家族の中で一番最後に覚えたほどで(あ、もちろん「パパ」とは言ってくれていましたが(苦笑))、男に関心がないのか、なんなのか、上二人はこんなことはなかっただけに、父親としては、なんともトホホな気持ちです。(とは言っても、三番目ともなると、こちらも「まあそのうち」とのんびりしていますが。)
ともかく、そんな次男ですから、私の名前を書いてくれたこの紙きれは、私にとってこの夏一番の、いや一生の宝物と言ってもいいくらいです。

先日は、私に手紙を書いてくれました。これも宝物。

次男から思わぬ宝物をもらったこの夏でした。

追伸
昨日の浅見さんの「母校ネタ」。社内ではもはや夏の風物詩です。ちなみに、私の本当の母校は、昭和55年に、都立としては初めて甲子園に出場。進学校だったため大いに話題となり、初戦で敗れましたが、当時小学生だった私にも鮮烈な記憶として頭に残っています。それ以降は甲子園に行けていませんけどね。

明日は、金澤アナウンサーです。

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