「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
旅行
(2007/05/07)
「旅行」ですか。
私の旅行の思い出といえば
どうしても世界遺産のアンコールワットから上る朝日が見たくて大学卒業旅行で行った「カンボジア」です。
カンボジアは
お隣タイに比べたら観光地としての認知度はそれほど高くはありませんが
世界遺産のアンコール寺院群をはじめ
インドシナ半島最大の湖トンレサップ湖があり(まるで海!)、フランス統治下にあったことから首都プノンペンの街並みにはロココ調の建物も混じっていて「東洋のパリ」なんて呼ばれていたそうで、実は色々見所があるんです。
さてアンコールワットですが、実は登ることができます。
しかしその階段の幅はおよそ15cm。
大人は横向きで這うように上がらないといけません。
加えて風化して所々磨り減っていたり、欠落していたり…下を見ると…
はい、足がすくみます。
「これ絶対落ちた人いる!!!!!」
這いつくばりながら何とか登りきると…眼下には一面のジャングル風景が広がります。まさに圧巻。
カンボジアは日本と違い山らしきものが殆どないため(地震もない)遠くまで一望でき、石の回廊にはオレンジ色の袈裟をきたお坊さん(結構若かった10代くらい?)も歩いていたりします。
普段の生活では絶対に味わえない雰囲気に、一緒に行ったSちゃんと大感激です。
ひとしきり写真をとったり楽しんだ後は…そう、急な階段を下りずには帰れません!
しかも安全な手すり部分は一箇所しかなく
そこには中高年の旅行者が長蛇の列を成しています。
次の場所に行く時間も迫ってきて、仕方なく何もない壁を降りることにしたんですが、
上る時ですら身の危険を感じたのに下りはちょっとした冒険気分です。
これも昼間ならいいですが、夕方になってくるとあやうく転落しかねません。
「落ちたら死んじゃう」「足が震えるよ~」などと話ながらSちゃんと地面に降り立ったときはほっとしました。
ちなみに寺院郡を観光する時は殆どがこの階段との戦いなので
是非アンコールワットに登りたいと考えている方は、
足腰の丈夫なうちに行くといいかもしれません(笑)
ちなみに毎日筋肉痛でした…。でもまた行きたいですね!
さて次はまたまたアナログ姉の林さんです、旅行にも抜かりないようです!