「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
うまくいく?うまどしです!
金澤 聡
(2014/01/16)
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
今年は、来月にソチオリンピックが開幕します。
注目は、フィギュアスケート男子、仙台市出身の羽生結弦選手です。
昨年の全日本フィギュアで優勝し、初のオリンピック出場を決めた羽生選手。
フリーの演技を終えた瞬間、そして、ソチを射止めた瞬間に笑顔はなく、
唇を噛んだ表情が印象的でした。
優しいマスクの裏に内包されている、アスリートに欠かせない「人一倍の負けず嫌い」
おそらく、完璧を求めたフリー演技。その冒頭に魅せる「4回転サルコウ」で転倒。
その悔しさが、険しい表情を形作ったのだと思います。
天賦の才能に加え、努力で掴んだソチへの切符。
大会ごとに飛躍的に進化を遂げた19歳の青年は、
仙台の、東北の、日本の希望の選手として、夢の金メダルへの大舞台に臨みます。
その金メダルの鍵は、「4回転サルコウ」の成功にかかっているといっても過言ではないでしょう。
"被災地のために"という思いで世界の一番高いところに挑戦している羽生選手ですから、
きっと、うまくいくでしょう。
凍てつく東北の冬に、感動的なホットな話題を届けてくれることを期待します。
いや、メダルの色よりも、滑り終えて、納得の笑顔を見られるほうが、心が熱くなるかも…
うまくいくことを仙台から祈っています。
次は、飯田アナウンサーです。