「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
2014年「ともに」
梅島 三環子
(2014/03/07)
震災発生からまもなく3年。
あれから何が変わり、何が変わっていないのか。
この季節になると、毎年考えさせられます。
産休に入り、行動範囲が縮小されたこの1年…
生活圏内である仙台市の中心部では震災の名残を感じることはほとんどありません。
しかし、日々のテレビを見ているとたまたま自分がそう思える場所にいるだけなんだなと感じます。と同時に、決して自分の中で風化させてはいけないと。
さて先日、高校時代の友だちに会う機会に恵まれました。新築した家に、早速災害に備えた食料や水を蓄えたとのこと。
家族ができ、子供を持ち、改めて備蓄の重要性を感じているようです。
「確かに小さい子供もいるし、備蓄はするにこしたことはないね」
こんな会話をしていましたが、ふと思えば我が家に大した備蓄がないことを思い出しました。
震災前は、ある程度の蓄えをしていましたが3月11日以降、次の災害のことなど頭から消え去り考えていなかったなと。
自身の防災意識の低さを反省しつつ、改めて災害に対する危機意識を大切にしようと思う2014年です。
今回の写真は、ホタテ貝焼き。海の復興と恵みを感じます。
次は、金澤アナウンサーです。