「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

水無月です!
梅島 三環子
(2014/06/18)


雨の降る水無月のある日のこと…
迷子の男の子に出会いました。

年頃配は、3つか4つというところでしょうか。

お母さんとはぐれてしまったらしく、歩道に突っ立って泣きじゃくっています。

慌てふためく、周りの大人たち。
どこから来たのか、自分が誰なのか、いつからママがいないのか…
パニックになって何も伝えられません。

何を聞いても
「ママがいない!ママが!ママが!!」としか答えてくれません。

困り果てて、近所に聞きまわり始めるとほどなくママが見つけてくれました。

安心したのか…さらに泣きじゃくる男の子。それと同じくらい、周りの大人たちもホッとしたのですが。

それにしても、あれほどに親を求め泣く姿を見て、胸が締め付けられる思いがしました。
私も、フラフラどこかに行く子どもだったので迷子になる恐怖心は痛いほどわかるのですが…
やっぱり親って代わりのない存在なんだなぁと改めて考えさせられました。

日々のニュースを見ていても、親が子供を痛めつける事件が後を絶ちません。親子の在り方について、色々考えることの多い水無月です。

写真は、出不精で迷子になりようがない愛犬ジュニ子です。

明日は、小口アナです。

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