「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

私のイチ押し~食べ物編~
寺田 早輪子
(2007/06/05)


そうなのですよ、拓雄さん!
「アイツと取材に行けば、必ず、昼ごはんはラーメンだ!」と噂になっている寺田です。( ̄▽ ̄ )
私、ラーメンが、大好きです。朝、昼、晩、3食、ラーメンでも良いというくらい、大好きです。物心ついた頃には、もう、大好きでした。
テレビや雑誌で、「ここのラーメンが美味い!」という特集を見れば、必ず、食べに行っています。
そんな私が、この世で一番美味しいと感じたラーメン…。それは、青森県にあります。
旧浪岡町にある小さな食堂。いつも汗だくで、ランニングシャツ一枚のお父さんと、奥さん、そして、娘さんの3人で営んでいるその食堂には、カツ丼、カレー…と様々なメニューがあるのですが、そのうちのひとつ、「醤油ラーメン」が、絶品。
透明感のある「黄金色のスープ」。レンゲでひとすくいすると、津軽ラーメン独特の焼き干しの香りが食欲を刺激。ラーメン好きの私は、この時点で、アドレナリンが激しく分泌されるのを感じます。
麺は、津軽ならではの『細ちぢれ麺』。プリっとした食感で、いつの間にか、チュるっと、食べ切ってしまい、「もう一杯、食べられるのではないか?」と、いつも私を悩ませるのです。
ああ、こうして書いているだけで、口の中に、あの味がよみがえります。
食べたい…、けれど、遠く離れている。それは、「会いたい…けれど、会えない…。」
まるで、遠距離恋愛の恋心にも似た切ない思い。
そう、あの「津軽ラーメン」に、私は、恋をしてしまったのでしょう。
思いが募って、たまに、麺の湯切りをしているご主人が、夢に出てきます。
そろそろ、あの「津軽ラーメン」の味と、ランニングシャツのご主人に会いに行きたいと思います。
あ~、ラーメンが食べたい。




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