「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

芸術の秋

(2014/10/15)


きょうからテーマは「芸術の秋」です。
芸術とは縁のない人生を送ってきましたが、ただ一度、小学1年生の時に絵のコンクールで入賞したことがあります。
が、その時から私の芸術的センスはストップ。
絵も字も汚いままで、センスはゼロ。

観賞する方で言うと、一番印象に残っているのはパリのオペラ座バスティーユで観劇した「くるみ割り人形」。花のワルツの音楽に合わせて、本当に花が開くかのような表現は素晴らしいの一言です。
絵画だと、オペラ座ガルニエのシャガールの天井画も良く覚えています。一緒にいた父親は、しばらく天井を見上げたままで、ステージを全く見ていませんでした。

最近になって、日本やアメリカの美術館でキュレーターを務めてらっしゃった作家・原田マハさんが書かれた小説をよく読みます。
モネやピカソ、ゴッホ、ゴーギャンといった画家が描かれていて、芸術を知る機会にはピッタリです。

先日は、第二次世界大戦中にフランスから美術品を持ち出そうとするナチスと、それを防ごうとする人達を描いた映画「大列車作戦」(1964年)のDVDを借りました。
そのうち興味の方向が、社会における芸術作品の価値や、流通方法、などなどと続いて行きますが、ふと気付くと、興味の対照が芸術そのものではなくなってきている気も。

芸術の面から色々と学ぶことがあって楽しい秋を迎えております。
次は浅見さんです。

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