「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

芸術の秋
稲垣 龍太郎
(2014/10/30)


ここ数年、「食欲の秋」で太ってしまった身体を、
今年の秋は、「スポーツの秋」を合言葉に、ダイエットに励みました。
仙台放送Youtube公式チャンネルで展開していた企画「稲垣ダイエット」。

80kgあった体重を、65kg以下にすることを目標に挑みました。
今年は、秋の味覚「サンマ」「マツタケ」など味わうこともなく、
ジム通いを優先したため小旅行に行くこともなく、
今年は、秋を満喫することなく過ごしました。

その甲斐あって、仙台放送まつりで発表した最終結果は体重64.0kg。
フィットネスクラブ「グラン・スポール」の
スタッフの皆さんの協力のもと、何とか達成することができました。
お腹周りも、ここ10年ほどで私が見たことがないくらいに凹み、
ウエストも10cmほど短くなりました。
ただ、そうなると、いくつかの問題が出てきました。

一つ目は、「ベルトが長過ぎる問題」。
これまでの人生で、ベルトの先端近くまで穴をあけてもらうことはあっても、
ベルトを短くすることは、1度もなかった私。
長いベルトを見かねて、細身の先輩が「ベルトは切って短くできる」ことを、
実演して教えてくれました。
これまで知る機会のなかった事実に、驚きを隠しきれない私。
逆に、なぜこんなことも知らないんだと驚く先輩。
両者の、中身の異なる「驚き」に、微妙な空気が漂いました。
しかし、教えてくれた先輩に感謝です。

二つ目は、「スーツがブカブカになっちゃった問題」
ダイエットで得た「やや細身の身体」。
しかし、その代償として、スーツを全て買い替えることに・・・
ボーナスまで、私の財布の中は火の車。
その結果、企画が終わっても、
「小旅行」も「秋の味覚」も楽しめそうにありません。

終了してから1週間は身体を緩めましたが、この秋後半は、
古代ギリシャ彫刻のような「芸術的な肉体」を得るため、筋肉強化に励みます。
ダイエット企画が終わっても、「肉体づくり」という、
「芸術の秋」のような「スポーツの秋」が続きます。

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