「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

運動してますか?してました?
佐藤 拓雄
(2014/11/04)


中学のバスケ部以来、ちゃんとした運動をしなくなってから、いったい何年経つか、というくらい、慢性的に運動不足ですが…
運動と言えば、5年前、次男が生まれて、7週間の育休を取った時のことを少々。

育休と言っても、生まれたばかりの次男の世話は、妻中心。
私は、産後の妻の体力回復に少しでも貢献しようと、それ以外の、炊事、洗濯、掃除、買い物、上の子どもたちの送迎など、家事一切を引き受けました。
実際に始まってみると、「専業主夫」の生活は、座る間もないほど忙しく、毎日夜になると「充電切れ」状態。体力的にこれほどハードだったとは、と思っていたら、数週間で5キロくらい体重が落ちました。げっそりやつれて体調を崩した、ということではなく、日ごろの運動不足を、家事生活で一気に解消できた、という感じでした。
真面目にやれば、家事だけでも、相当な活動量・エネルギー消費量がある、という、育休での思わぬ発見でした。

育休明け以降は、私のする家事は圧倒的に分量が減り、その分運動量も減り、大した運動もせず、なんとか体重のリバウンドを防いでいる程度の毎日。

筋肉量は大事、と聞いたので、写真の「バランスボード」に乗りながらテレビを見たり、握力の器具をちょっとやったり程度はしています。握力の器具は、長男からの「お上がり」。高校球児の端くれである長男は、もっと負荷の強いものをやっています。

それ以外だと、運動と言えなくもないのが、会社の帰りに家まで歩くことくらい。
とにかくまとまった運動をする時間が取れないのが一番の理由です。
加えて、やる気もあまりなく、苦しいことは好きではないので、ジョギングなど、やろうとも思いません(苦笑)
スポーツは、観てああだこうだ御託を並べるのが一番、とか、完全に、ただのスポーツ好きのオヤジです。
それでも、ゆっくり散歩する時間くらいはほしいなあとは思いますが、それは今の現実の生活の中では、望むべくもない贅沢な話で。
そんな状態だからなのか、産業医的なセンセイに「運動しなさい」と指導されると、必要以上に強く反発の気持ちを感じてしまいます。…いけませんね。

「あら、だったら、もっと家事やっていいのよ」という妻の声が聞こえてきそうなので、このへんで。

明日の「アナ・ログ当番」は、小口アナウンサーです。

戻る

アナウンサーTOP
HOME