「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

お正月と言えば

(2015/01/13)


お正月には決まって両親と田舎に帰ります。
母方の実家に行った時には祖母が作る、だいたい"日本一コシのない饂飩"を頂きます。
詳しくは去年の8月15日のブログ「思い出の味」を見て頂きたいのですが、今年はありませんでした。
その代わり、"日本一コシのない蕎麦"が出されました。残った年越し蕎麦かと思われます。私は食べませんでしたが姉が食べていました。味覚をそそる蕎麦独特のツヤはなく、麺の張りも失われています。食べなくとも分かる、コシの無さ具合でした。
何しろ30分ほど茹でているわけですから。
今度の夏には。茹で時間が短いそうめんでも食べに行こうかと思います。

親戚が集まると、大量の食事が振る舞われます。
その中には、年長の方々が食べ切れなかった食事が目の前に集められ、普段の2,3倍の量を食べることになる青年男子が、どの家庭にもいるかと思われます。
その役割を私が長年担ってきましたが、2人いる従兄弟の男の子が高校と大学生になりました。
そろそろブロイラーとしての役目も卒業しようと思い、逆に私の分のお寿司を高校生の従兄弟に分けてあげました。
お寿司なら仙台で沢山美味しいネタを頂いていますし。さすがに最近、食べ過ぎには気をつけています。年末の食事管理のお陰で、食べる量も減って来ています。
ところが、育ち盛りのはずの従兄弟2人は、全く食欲の上昇傾向を見せず。
さらに、多数を占める年長者の方々の食欲の減少速度は、私のそれより遥かに大きい。私が従兄弟に分けた分より、私が受け取った食事の方が圧倒的に多くなりました。
元々、出された食事は、お米一粒も残さず食べる性格です。なぜなら、小さい頃には、とても褒められたものですから。

そんなわけで、年末の食事管理の成果を完全に失うことになったお正月でした。
まぁ、食べられることは幸せですから、贅沢言ってはいけませんね。

次は小口さんです。


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