「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
(そういう季節なので…)寒い記憶…
佐藤 拓雄
(2015/02/16)
もう18年も前になってしまいましたが、1997年の1月、NBA観戦のためにアメリカに行きました。
NBA愛好仲間6人で、バスケットを観て、バスケットに関する場所を観てまわる、「三昧」な旅行です。
当時は、マイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズの二度目の全盛期。
とにかく、「神様」マイケル・ジョーダンを、どうしても、生でこの目に焼き付けたい、というのが、一番の願いでした。
(写真のように、会社のデスクでは、今も「神様」を毎日拝んでいます。)
この旅行に関しては、2007年5月1日付の、当アナ・ログで書いていますので、改めて自分でも読み返してみましたが、まあ、ハイテンションな旅行でした。
「一生の思い出」の一つと言えるものだったなあ・・・
それとは対照的に、低いなんてものじゃなかったのが、気温でした。
この時は、ミルウォーキーに一泊して、ブルズのアウェイの試合を観戦。
翌日は、シカゴに移動してホームの試合。
そのあと、ダラスに飛んで、さらにもう一試合(これはブルズではなかったですが)、という日程でした。
ダラスは南部なので全く気候が違いましたが、北部の町である、ミルウォーキーとシカゴは寒かった。ただでさえ真冬、しかもこの時は、寒波が到来していて、連日、最高気温が氷点下10度くらい。北海道の方々にとってはなんでもないことかもしれませんが、仙台あたりに住んでいると、氷点下10度なんて、ほとんど経験しませんからね・・・
防寒対策はしっかりしていたのですが、頬など、露出しているところがピリピリ痛い。反対に、建物の中の暖房が強くて暑いくらい。
中と外の温度差の大きさには困惑しました。
とはいえ、こちらは、そんなことは軽々と越えてしまうくらいのハイテンション。痛いくらいの寒ささえも心地よく感じられます。
あの空気の冷たさ、感覚も含めて、「一生の思い出」です。
心頭滅却すれば火もまた涼し・・・ではないか。意味が違いますね。
旅行先では、寒さも楽しい記憶になるという、当たり前の結論です。
失礼しました。
次は、飯田アナウンサーの「寒い記憶」です。