「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

雨の日の過ごし方
寺田 早輪子
(2015/06/16)


雨の日の、グレーの空。
眺めていると、心までぼんやり憂鬱になります。
傘を差して歩くと、視線も自然と下向きに…。

元来、明るい性格ではない私が、どっぷり「陰」のオーラに包まれてしまうのが、梅雨の季節。

下を向いて歩いていると、淀んだ空気に浸食されそうになる~!!!…という時に、
私を救ってくれるのが、道端の『お花たち』。

抜けるような青空の日は気がつかないような小さな花。
薄い紫、可憐な黄色の花の美しさに、ハッとさせられます。

より一層、色鮮やかに見えるのは、色の濃い花。
写真は、近所の公園に咲いていた花です。

福島に住んでいた子供の頃に、庭に咲いていたのを思い出しました。

緑の葉?の部分が、水分を多く含んでいて、プニプニと柔らかい。
家の白い壁ですりつぶして遊び、父によく怒られていたものです。

なつかしいなー。

子供の頃と変わらず、美しく咲いている花を前に、

「大人になった私が、こんなにどんよりした気持ちでいるなんて、子供の私が知ったら、悲しいのだろうなー」などと思い、気持ちを、明るい方向へ切り換えています。

この花。今度、子供と一緒に、見に行こう(^^)

続いては、浅見アナウンサーです!


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