「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

夏が来れば思い出す
金澤 聡
(2015/07/03)


冬が来れば、夏の暑さが恋しくなり、暑い夏が来れば、冬の雪の冷たさが少し恋しくなる。人の思考はつくづく勝手なものだなと思う今日この頃。

とはいうものの、夏休みには太陽がギラギラ照りつける南国へ行くことが多いこの頃。人は太陽の持つ求心力に結局は惹かれるのではないかと、勝手な考えを巡らしています。

しかし、行けば行ったで、いつも太陽にフラれてしまいます。自薦他薦を問わずの雨男でして、中々ピーカンな天気に恵まれません。

エメラルドグリーンに映えない、グレーな雲。
かつては3泊4日の南の島の旅で、晴れ間はたったの30分。その貴重な晴れ間を無駄にしまいと、ビーチに行くも、着いた途端に暴風雨…

よくもまあこんなタイミングを引き起こすものだと、家族は逆に感心しています。笑

夏が来れば思い出す、灰色の重く垂れこめた雲。今年の夏休みこそ、まぶしい太陽に出会えることを祈って!

次回の「夏が来れば思い出す」は、柳沢アナウンサーです。

戻る

アナウンサーTOP
HOME