「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

旅先に欠かせない物
佐藤 拓雄
(2015/07/31)


カメラ、でしょうか。

独身時代(の今振り返れば終盤(笑))、NBA、というか、シカゴ・ブルズ、もっと言えば、マイケル・ジョーダンを見にアメリカへ行ったあたりから、旅行には必ずカメラを持っていくようになりました。それまでは、それほど写真も撮らなかったのですが、マイケル・ジョーダンをこの目だけでなくカメラにも収めたい、という欲望が出発点でした。
まだデジタルカメラが普及する以前のこと。フィルム式のコンパクトカメラの中でも、望遠の倍率が大きいものを選び、室内でもよく映るようにと、少々高価な高感度のフィルムを、空港の手荷物検査のX線にやられないように、防御用の袋に入れて・・・という準備をしていきました。デジカメじゃないので、フィルムの残り枚数が気になり、また、その場で撮った写真を確認することはできないので、家に帰って現像に出し、できあがってくるまで、ちゃんと撮れているのか心配でした。

フィルム時代の話では、新婚時代に、妻と海外旅行をし、現地在住の妻の友人ご夫妻を訪ねた時のことを思い出しました。4人で楽しく食べて飲んで、相当酔っぱらって、帰国後、写真を現像したら、撮った覚えのない4人の集合写真が。タイマーをセットしてシャッターを押したのは私だそうです(苦笑)
記憶はないが、記録は残った、という半笑いのお話。幸い、記憶のない時間帯に誰かに迷惑をかけるようなことはなかったようです…

それから、7~8年前、デジタル一眼レフを買ったばかりの頃。当然のように旅行に持って行きましたが、これは失敗でした。重い、かさばる。
確かにいい写真は撮れますが、カメラ自体が趣味というわけでもない私にとっては、「分不相応」感が残りました。

かと言って、スマホだけでは物足りないので、旅行にはコンパクトデジカメで一応落ち着いていますが、ミラーレス一眼に食指が動かないでもない今日この頃です。

※写真は私のデスク上。帽子が旅行っぽいので、というだけです。

次は飯田アナウンサー。そう言えば、ミラーレス一眼の「カメラ女子」だと、以前このアナ・ログに書いてましたよね。

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