「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
長寿
金澤 聡
(2015/09/25)
先日、東京タワーに行ってきました。最初から目的があって行ったわけではなく、ただ宿泊ホテルに近かったからという理由で。
東京タワーの入り口に着くと、何故かワクワク感が止まりませんでした。
私が幼少のころの都会のシンボルといえば、東京タワーでした。
初めて訪れたのは、小学2年生のとき。家族旅行で、東京タワーとサンシャイン60に行きました。
当時、東京タワーの中に蝋人形館があって、お化け屋敷と勘違いして恐怖に震えていたのを覚えています。
2回目は、修学旅行。見学したのは、上野動物園に皇居、東京タワー。
初めて東京タワーを訪れた友達の前で、ベテラン風情で説明していたのを思い出します。恥ずかしい…。
3回目は大学生のとき。将来に漠然とした不安を覚え、どうしようもなく走りたくなって、必死に走ってたどり着いたのが東京タワーでした。
何といっても目標物としては一番目立ちますからね…。
いまではスカイツリーに次ぐ日本で2番目に高い建造物になりましたが。
そして、4回目が今回。別に東京タワーに神様が祀られているわけではありませんが、すがりたくなって(笑)
東京タワーは57歳。私43歳。まだまだ働き盛り。
人生の節目で会いに行きますので、お互い長く生きましょう、などと思いつつ。
ただ、ガラス張りの床から下を覗いたときは、寿命が縮まりましたけど…。
次回は、木下アナウンサーです。