「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
「"特別編"浅見アナ卒業」
金澤 聡
(2015/11/16)
私のスポーツ実況のメンターが、浅見アナウンサーでした。
実況するためには、まずは、
メイン実況者の隣に座りスコアを書いたりデータを提出したりするアナサイド(サブアナ)の上達が必要です。
入社当時から、浅見さんのアナサイドとして、ゴルフ中継やバレーボール中継、野球、サッカー、バスケ、バドミントン、ママさんバレーにビーチバレーなどなどあらゆる中継で隣に座ってスコアを書いていました。
『アナサイドができてこそ、一流のスポーツアナになれる』とよく教わりました。
当時は何故?と思いましたが、実況するようになってその意味が分かるようになりました。
実況者と同じ意識を持っていないと、アナサイドが機能しないからです。
一蓮托生、あうんの呼吸、奉仕とホスピタリティーなど、たかがアナサイド、されどアナサイド。
奥の深さを学びました。
そして、私が実況するようになってから、いつも、言ってくださるありがたい言葉があります。
それは…
『ヘマするんじゃないぞ!!(笑)』
言葉にするとメンターから発するには少々乱暴な感じがしますが、
もちろん冗談半分、気合注入半分で言ってくださる、私にとってはありがたい言葉。
初実況のときに、この言葉で私の極度の緊張がほぐれたのを覚えています。
以降、実況の前日に、「浅見さん、あの言葉をお願いします」とおねだりするようになり、
ゲン担ぎも含めて、必ずこの言葉で送りだしてもらっていました。
今年、最後に『ヘマするんじゃない!』と言っていただいたのが、
仙台で行われたワールドカップバレーの実況前日。
ヘマも少々ありましたが(笑)、お陰さまで無事実況を終えることができました。
私も後輩に『ヘマすんじゃない!』と言えるだけの信念を持って実況できるよう、
浅見さんの良き伝統を引き継げるよう精進したいと思います。
浅見さん、お疲れさまでした。でも…今後も、あのお言葉をいただきに伺います!(笑)