「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
神頼み
佐藤 拓雄
(2016/01/22)
先日、妻が長女(中3)を塾の迎えに行った時のこと。
家には、私、長男(高2)、次男(幼稚園年長)の男3人。
次男にとってはもうそろそろ寝る時間でした。
その次男が、寝室に一人でずっといるので、リビングにおいでよ、と声をかけると、「ママに、お布団でごろごろしてなさい、って言われたから」と忠実に言いつけを守って、寝室から出てきません。
しばらくして、長男が様子を見に行くと、眠ってしまっていました。健気にお布団でママの帰りを待っていたのですが、力尽きた模様です。
電気を消して戻ってきた長男の一言。
「待機児童だね」
うまい!座布団一枚!
帰ってきた妻、長女とも大笑い。
結局、寝ていても我が家の「センター」は次男なのかもしれません。
ところで、塾から帰ってきたその長女は、前回も書いたように、高校受験間近。「神頼み」は、すでに済ませました。
大変なのは本人が一番でしょうけれど、親の立場で迎える受験は、二度目でも、やはり気持ちが落ち着きません。
一昨年の長男の受験のことも、このアナ・ログに書きましたが、試験後、発表までは、自分の受験のほうがはるかにマシ、という落ち着かない気持ちになりました。今回もきっとそうなのだろうな、と覚悟はしていますが、こうなると、神頼み、ではなく、神に祈る心境です。
長女が終われば、来年は長男の大学受験。そのあとまた長女の大学受験、さらには次男・・・と、一体あと何度神頼みをし、神に祈るのか(笑)
親って、つくづく無力ですが、送迎をしたり、体調を気遣ったり、あ、もうひとつ、塾の授業料とか経済面も(苦笑)、とにかく親としてできることを全力でしながら、なんとかベストな状態で力を出し切ってほしいと、これまた神に祈る毎日です。
写真:長女の勉強机にも、南三陸町特産の合格祈願お守り「オクトパス君」が鎮座しています!
次は、高谷アナウンサーの「神頼み」です。